◆エアードーム
 工法とは
 ◆特長
 ◆比較
 ◆工程比較

◎エアードーム工法とは
 従来の大型構造物のドーム屋根建設は、膨大な支保工と複雑な型枠が必要で、作業環境も厳しいものでした。
 エアードーム工法は、空気圧で支えられた膜材の上にモルタルを施工して型枠とする、省資源・省力化工法で優れた施工性と安全性が確保されました。

◎特 長
産業廃棄物を出しません。
膜材はそのまま残しコンクリートの防蝕材として利用できます。
支保工と型枠の大幅な削減により作業が簡略化しました。
危険な作業がなくなり安全性が向上しました。
工期の短縮が図れます。

▲このページの先頭へ

◎エアードーム工法と従来工法の比較

エアードーム工法

従来工法(支保工)

施工状況
施工法
型枠や支保工を必要としないので作業工程がスムーズです。
熟練工を必要としない、時代のニーズにあった工法です。
型枠や支保工の資材仮設置き場が不要です。
空気膜材が防蝕層を兼ねているため、防蝕塗装工事が不要です。
型枠や支保工に多くの資材と熟練した作業員を必要とします。
安全性
型枠や支保工の組立て、解体作業やドーム裏面の防蝕塗装工事が不要なので、作業のための安全設備が減少します。
型枠や支保工の組立て、解体作業やドーム裏面の防蝕塗装工事は高所作業のため危険が伴います。
そのため、作業床の設置や開口部の転落防止設備が必要です。
防蝕性及び耐久性
膜材に軟質塩ビ樹脂がコーティングされているので防蝕性と耐久性に優れています。
膜材はアンカーピンや接着剤によりドームと完全に一体化されています。
ドーム裏面にはエポキシ樹脂等のライニング塗装が必要です。
経年変化による塗装のひび割れや剥離等の劣化が生じるため定期点検や補修工事などのメンテナンスが必要です。
経済性
タンクのプロポーションにもよるが、一般的にはタンク容量が大きくなる程、より経済的となります。
メンテナンス費用は発生しません。
タンクの容量とプロポーションによっては工事費が安くなる場合もありますが、メンテナンス費用を考慮したトータルコストでは割高となります。

▲このページの先頭へ

◎エアードーム工法と従来工法の工程比較
                (PCタンク5000m3程度)

▲このページの先頭へ


Copy right (C)2003 "Air-Dome Kouhou-kyoukai" All rights reserved.
このホームページに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。